

現在、ホワイトニング効果をうたった「ホワイトニング用デンタルフロス」が大手ドラッグストアなどで販売されています。
通常のデンタルフロスは、歯間や歯周ポケットの歯垢(プラーク)を除去することで、歯垢からの着色汚れを防ぐ効果はあるものの、”歯を白くする”という効果はありません。
では、「ホワイトニング用デンタルフロス」には、歯を白くする効果があるのでしょうか?
以下で、詳しく解説したいと思います。
ホワイトニング用デンタルフロスは、配合されている成分によって大きく2種類に分けられます。
どちらの成分も、デンタルフロスの繊維に直接付着していて、研磨性があり、歯の表面をピカピカにする効果があります。
つまり、通常歯医者さんで行ってもらうような、”歯を白くする”ホワイトニングではなく、”歯をピカピカに磨いて明るいトーンに見せる”というのが、デンタルフロスにおけるホワイトニングの効果なのです。
生まれつきの歯の色以上に、極端に歯を白くするものではないので、注意が必要です。
先述しましたが、ホワイトニング用デンタルフロスには、シリカやベーキングソーダなど、”歯をピカピカにする成分”が含まれており、歯の表面を研磨して、明るく見せる効果があります。
もともとの歯の着色の状態にもよりますが、2トーンから3トーン明るくなり、「歯の黄ばみが気になって笑顔に自信がない……」という方にオススメです。
歯医者で行うホワイトニングほど歯が白くなる訳ではありませんが、わざわざ歯医者まで出かける必要がなく、費用も安く済むこともメリットです。
ホワイトニング用デンタルフロスには、デメリットもあります。
ホワイトニング用のデンタルフロスは、歯を研磨、いうなれば”削って”、ピカピカにするものです。極端な例えですが、「歯をやすりで磨いているもの」とイメージしていただいてもいいでしょう。
ですので、あまり過度に使いすぎると、歯を削り過ぎてしまい、歯が刺激に弱くなってしまう可能性があり、歯の表面のエナメル質が薄くなり、冷たいものを食べたり飲んだりした時に、歯がキーンと痛んでしまうというリスクを伴うのです。
そのため、ホワイトニング用デンタルフロスを使う場合は、1日1回に留めておいた方がいいです。
デンタルフロス自体は1日3回(朝・昼・夜)使用することが推奨されていますが、ホワイトニング用デンタルフロスを1日3回使ってしまうと、先述したように歯を削りすぎてしまうからです。
ですので、朝・昼は通常のデンタルフロスを使い、夜はホワイトニング用のデンタルフロスを使う、というように使い分けを行うことがオススメです。
また、ホワイトニング用のデンタルフロスには限らなくても、毎日の習慣としてデンタルフロスを使うことで、歯垢からの着色汚れのない、健康でキレイな歯が保てますよ!
毎日の習慣に! デンタルフロスのことならオカムラまで!